7月25日(土)から28日(火)まで、東方の聖地や史跡、霊場を巡る旅行をしました。
疲弊倶楽部活動の予定でしたが、社会事情によりソロです。悲しい。
前半は東国三社を、後半は新潟の佐渡を探訪しました。
東国三社は主に東方緋想天(比那名居天子)、佐渡は二ツ岩マミゾウ所縁の地です。
写真を見ながら旅行記を書きます。
香取神宮
最初の目的地は香取神宮。全国約400社の香取神社の総本社です。
「旅行するか」と思い立ったのが正午過ぎだったので、香取駅に到着したのは15時過ぎでした。香取駅はバチバチに過疎っていて写真を撮る気も起きませんでした。旅行の始まりとしてあまりにもモチベーションが低すぎる。
カフェ犬走
雨の降るクソ田舎をテクテク歩きます。降るなよ。
駅から歩くこと15分、先が長いな?
香取神宮とは何の関係もない鳥居。でもこういうのに惹かれるんですよね......。
駅から歩くこと20分、香取神宮に到着しました。
よく人がいない瞬間を撮れましたね。
苔むし石燈籠を横目に参道を歩きます。
境内はそこまで広くなく、すぐに鳥居まで辿り着くことが出来ました。
御由緒を写真に撮りました。10文字以上の字を読むと頭痛がするようになったので読んでいません。
社殿。入っているノイズは雨です。
写真を見てもらえるとわかるように、こんな雨の日に参拝に来る物好きは少なく、境内は閑散としていました。
安倍さんが多額の予算を投じて石を送ってくださいました。
パラレルワールドのバナナ
神門から見えている景色
一通りの散策後、御朱印をいただき、更に動き回ります。要石を見に行きましょう。
茂みの先を行くと要石が埋まっていました。のぺっと写っている石がそれです。
太古の時代、地中には巨大なナマズがいて、それが体を震わすことで地震が起きると言われており、そのナマズを押さえつけているのがこの要石なんだそう。香取神宮の要石はナマズの尾を、鹿島神宮の要石は頭を押さえているという説があるらしいです。
謂れの部分には住吉がなんとかとか書いてますがよくわかりません。
裏山に良い感じのスポットを見つけました。
そのまま奥宮へ来ました。
ここだけ雰囲気が違いました。怖かったです。
~息栖
参拝を終えたのが午後4時半とかでした。息栖神社周辺のネカフェで一夜を明かすつもりだったので、神栖市を目指して歩きます。
デカいカバンを背負ってTwitterを見ながら歩く、オタクの二宮金次郎
— 篠D (@shino_SSD) 2020年7月25日
鹿島神宮の仲見世にあった看板。赤ちゃんが全然笑顔じゃないのが面白いです。
道中に多田朝日森稲荷神社というのがあったので寄りました。山奥にひっそりと佇む神域でした。すごくよかったです。
なんか磯臭いなぁと思ってたら醤油工場がありました。嗅覚ぶっ壊れてない?
「霊堂 入口」って書いてあったんですが本当になんなんだ。
往々にして、こういう小さな祠は近づいては行けないと言われますね。
毒沼状態のカメ。カメダ珈琲さんはチェーン店らしい。
神栖市の市章、カービィの敵キャラにこんなのいませんでしたっけ?
さて、3時間ほど歩いて神栖市に到着したのはいいものの、息栖神社周辺にネカフェが無いことが発覚。しょうがないのでホテルを予約したのですが、そこそこ良い感じの部屋が朝食付き5000円で予約できたので最高でした。
ありがとう鹿島セントラルさん。
息栖神社
2日目の最初の目的地は息栖神社。主祭神として久那戸神(くなどのかみ)を、相殿神として天鳥船命(あめのとりふねのみこと)と住吉三神を祀っています。天鳥船って言葉は実在するんですね。
昨日とは打って変わってクソ晴れており、片道30分の行脚でも汗だくになりました。
一の鳥居の真下にある忍潮井と呼ばれるため池。小さな鳥居の下には甕が沈められており水が澄んでいるときだけ見えるとされ、見ることが出来ると幸運が訪れるらしいです。今回は甕は見えず、挙句ため池の縁にジャンボタニシの卵が付いていて最悪でした。
うーん夏って感じがしてとてもいいですね。左の「乗馬下車」って立札、現代にも要りますかね?
涼しさの具体化
5文字以上の字を読むと吐き気がするようになったのでやはり読んでいません。
地元の良い神社、という感じのこじんまりした社殿。神社の規模にしては人はちと多めかも。
社殿の裏に謎の結界が張られていました。
御神木
境内にオガタマの木がありました。神主が出張って聴衆を集め、この木にまつわるエトセトラを力説していたのですが、木自体は特段珍しいものでもありません。花の蕾の匂いを嗅ぐととても良い匂い。間近で嗅いだのは初めてだったかもです。
御神酒の樽の上で神社の主が寝ていました。可愛いね。
~鹿島
息栖参拝を終え、鹿島神宮へ向かいます。デカい県道を酒飲みながら歩いていたんですが、炎天下の歩行者が僕以外にマジで誰もいなかったのでウケました。
お勤めご苦労様です。
イタコって潮来って書くんですね~って思ったけど、想像してるイタコとこれは違いそう。
動物病院とかではなく普通の民家。めっちゃかわいいしここに住みたい。
ただの歩道橋にそんな名前を付けるな。
英世が1枚風で飛ばされた;;;;;;;;;;;
— 篠D (@shino_SSD) 2020年7月26日
自販機でジュース買おうとしたらやらかしました。本当に悲しかったです。
最高~!って思いながら撮りました。人間は不幸のどん底にいる時、些細なことから幸せの種を拾い上げようとするものです。
この鉄格子、背後の色が合わさってエクセルシートに見えてしまいました。
鹿島神宮
歩くこと2時間、鹿島神宮に到着しました。残り10分くらいで到着するってところでクソボロに雨に降られてつらかったです。
人がいない!
御由緒です。武甕槌大神(タケミカヅチ)が御祭神、武神ですね。
参道に限らず、敷地面積は東国三社の中で一番広い。
楼門をくぐると最初に目に入ってきたのは
これでした。何?
よくわかりませんがくぐると幸せになれそうなのでくぐっておきます。私が無知なだけで名物なんでしょうか。
貼り付けにされた藁人形が林立してて怖かった。
拝殿。1人で並んでるの僕だけでした。そんなことある?
奥参道を往きます。
道中にシカさん達がいました。1匹だけハブにされているやつがいて勝手にシンパシーを感じてました。
奥宮。厳かですね。
更に奥へと進みます。
要石にたどり着きました。このちっこい石が地下深くまでぶっ刺さっているんですね。紙垂の連なるぶっとい注連縄が巻かれたデッカい岩を想像していた(完全に東方の影響)ので、若干の拍子抜け感は否めません。
かつては超綺麗だったらしい御手水、今も割と綺麗。大人が入っても子供が入っても、水位が胸の高さになるという伝説があるらしい。
普通の風景なのに映えすぎる鹿島ランドスケープ。
以上、鹿島神宮巡りでした。
次回、新潟は佐渡へ参ります。
お疲れ様でした。