米澤穂信の"古典部"シリーズ第6作、いまさら翼といわれてもを読んだ。
第3作~第5作は読んでいません。読まなきゃ。シリーズものと銘打っていても基本的に"古典部"シリーズは1話完結型なので飛び飛びで読んでも話が通じるのがいいよね。
ネタバレをしないように感想を。
第1章 箱の中の欠落
- タイトルかっこいいね
- 裏で正義の味方をする福ちゃん本当に好き
- 折木くんの省エネ主義が解決のヒントになった稀有な例
- やっぱり姉貴がナンバー1
第2章 鏡には映らない
- 奉太郎おまえ中学のときから......お前......
- 自分も卒業制作とかしてみたかった
- モブ(モブでは無くない?)も基本的に聡明、よくそんなこと思いつくね
- 折木くんの照れ顔を写真に収めたいだけの人生だった
第3章 連峰は晴れているか
- この章だけ序盤で謎が解けたので勝ち
- えるたそに食傷気味の折木くんすき
- もう二度と会わない人に対しても義理立てる折木くん本当にすき
- えるたそは最後に何をいいかけたのかすごくわかるんだけど、やっぱ僕もうまく言えません
第4章 わたしたちの伝説の一冊
- 個人的にまやか語り部、好き。この年齢の女子に似つかわしくない逡巡一つ一つがとても魅力的
- 大人しいようで強か、みたいな女の子めっちゃ好き
- 大人しいといい子はイコールじゃないってどっかの蛇神も言ってた
- 最後のたたみかけの部分はちょっとだけ心が痛くなった。でも引導を渡してくれたという意味ではよかったのかも
第5章 長い休日
- この本の中で一番好きな話
- 可処分エネルギーが有り余ってる折木くんを見て「なんなんだ俺は」ってなった
- 姉貴には「調子がいい」と言ってえるたそには「調子が悪い」っていう奉太郎すき
- 主人公がその信条を持つようになったきっかけが明かされる話、めっちゃ好きなんですよね*1
第6章 いまさら翼といわれても
- 砂糖の謎は解けた
- えるたそがオルガン弾いてるくだりってどこかにあった?*2
- 俺ガイル2期を見てるような心の持ちようだった*3
- ネタバレになりそうなので多くは言えないけど、次巻以降えるたそがどうなるのかが楽しみです