4/29の日曜日、聖地巡礼の鹿児島旅行をしてきました。
今回は秘封倶楽部CDの「伊弉諾物質 ~ Neo-traditionalism of Japan」のブックレットにてチラッと触れられた天の逆鉾、および綿月姉妹と木花咲耶姫*1に所縁のある霧島神宮を訪れました。
これどっちもいい表情してて可愛すぎ。
登山についての注意とか飯が美味かった話とかを交えながらレポートを書いていきたいと思います。ちなみに、今回のメンバーは諏訪旅行をした時のメンバーと一緒の3人なのですが、「疲弊倶楽部」と名乗り活動をしていくことにしました。よろしくお願いします。
kazuki-ss.hatenablog.com
↑疲弊倶楽部第零回目の活動です。
午前10時、久留米ICから高速に乗り鹿児島へ向けて出発。目的地は高千穂峰の麓に位置する高千穂ビジターセンターです。
高千穂峰はあの最近ドデカく噴火した新燃岳の非常に近い位置に存在します。交通規制情報を確認しながら最適なルートを選択しましょう。宮崎県の方にも高千穂という地名が存在しますが、今回の目的地とは全く別物なので間違えないようにしましょう。*2
車内BGMは東方原曲垂れ流し、みんなで「いいよね......」「いい......」しながら談笑する。間違いなく人生のピークでした。お昼の高速旅にベストな曲らしいです。
九州自動車道、宮崎自動車道を経て、約2時間半の高速の旅は終了、下道の旅の開始です。目的地周辺にはコンビニ等が存在しないようだったので、お店を見つけたらそこで食料や水分等を確保しておくのが吉です。一応ビジターセンターの方にも水が売っていますが観光地価格*3なのでツラくなります。
さて、目的地までは見通しの悪い超グネグネの山道が延々続きます。退屈だ、と思われるかもしれませんが、左右から覆いかぶさってくるように咲いた山桜が非常に綺麗で感動します。助手席、後部座席の人はヒィヒィ言いながらハンドルを切る運転手を肴に花見に興じるのもよいでしょう。
出発から約3時間、高千穂ビジターセンターに到着です。駐車料金は普通車500円。
GWだったけど人少な目でラッキー。
登山する前に持ち物と服装チェックをしましょう。絶対持っていきたいものは水と軍手、杖、日焼け止めです。水は最低でも1Lは欲しいところです。吸血鬼かよってくらい代謝が悪い僕が言うのでマジです。杖はビジターセンター内の資料館的施設で1本100円でレンタルできます。服装はとりあえず動ける服でいいと思いますが、火山灰の恩恵を多分に受けるので、灰が落とせるいい感じの生地の服をチョイスです。靴は、一足オシャカにしたくなければ登山靴をおすすめします。あとはゴム紐つきの帽子(風で飛ぶので)、サングラス等あればいいかなって感じです。
登山開始
なんか出発前に登山許可証的なのを書いて、登山開始です。
ココがスタート地点。鳥居を超えてバンバン進むこと約5分。
少し開けて2つめの鳥居が見えてきました。
鳥居の奥にあった何かの聖域。右の人の頭身がおかしくないですか?
本格的に登山道に入っていきます。なんかコース4つぐらいあったんですけど何コースか忘れました。わかる人は教えてください。
少し開けて、だいぶ植物達の背も低くなってきました。足元はもう岩ではなく灰。出発からおそらく30分経たないくらいでしたが、既に脚がキッツい。
魔の岩石地帯。 写真じゃ伝わらない急傾斜。このあたりから一眼レフを構える余裕が無くなってきます。
御鉢と呼ばれている火口です*4。石を投げ入れるふりをしたらガチでどつかれました。手前に咲いてる花はミヤマキリシマという花で、5月下旬ごろにはこの花が辺り一面に咲いて頗る綺麗なんだとか。あと僕です。
エッグい抉れ方してる。「溶岩流れたら俺らあんな感じで死ぬわ~」みたいな話をしました。
雄大な自然を感じながら更に登ること1時間半…...
登頂しました。
?????????????????
すいません、途中でカメラ起動する余裕とか無くなってました。キツかった&夢中だったから仕方ない。
頂上から一望した......どこですかこれって感じです。ただもう滅茶苦茶綺麗でした。
「なんかカッコよくない?」的ノリで撮った写真。今見るとすごくダサいし、もうちょっと他になにかあったんじゃないかと思う。
そして、肝心の逆鉾は......、
かっこいい!!刺さってる!!
アレがあのイザナギオブジェクト*5です、感動です。これでまた1つ日本の不思議を垣間見ることができました。次の疲弊倶楽部の目的は日本三奇コンプにしようかな。
(幻想入り......幻想入り......)
人がいないのをいいことに好き勝手してしまいました。具体的には、秘封曲を垂れ流しながら昼飯食ったりしてました。
さて、絶景を楽しんだ後は下山です。下山中も絶景ですが。
下山中に撮った写真はこの1枚のみ。なんかこう、「パワー」とか「自然」みたいなものを感じてほしいです。
人っこ一人いなかったので、伊弉諾物質のアルバムを流しながらの下山。ハートフェルトファンシーが流れ出した瞬間に滑り落ちた人がいましたが何かトラウマでもあったのでしょうか。
下山開始から1時間と少し、スタート地点に帰り着きました。長かった。感想としては、逆鉾かっこよかったし景色最高でした。次は登山靴で来ようと思います。
さて、灰だらけの服を着替え、霧島神宮へ向かいます。
ビジターセンターからは車で15分ほど。「緑に囲まれた神社」とあるように森の中にそびえる要塞のような神社です。
鳥居見切れてて笑う、超でかかったです。
御神木。
本殿。建て替えされたのかはわからないけどけっこう新しめ。
写真を撮るのを忘れていましたが、立札の記述もしっかり見てきました。「依姫(玉依姫尊)の旦那が姉の息子だから5200万ケガレ」*6の経緯もしっかり押さえてきました。最近日本書紀を読み解く講義を受講しているのでタイムリーにいい予習になりました。
他、ほどよいインスタ映えを目指す写真。
飯
霧島神宮を参拝した後は飯を食います。
鹿児島と言えば黒豚と芋。ここは黒豚一択でしょう。芋料理ってなんだ。
お店はじゃらんnetと相談した結果、「黒豚の館」さんに決定。
www.jalan.net
霧島神宮からは割とすぐ近くにあり、しゃぶしゃぶ、カツ、すき焼きなんでもあるとのことなのでとっても楽しみ。
17時半ごろお店につくと、既に行列が。とりあえず店内のボードに名前を書き待つ。メニューを見た限り、1500円~2000円くらいの料理がほどんど。いい。そして、やっと席に案内されたのが18時半。順番待ちしてる時、冷蔵棚に陳列されていたお土産用の肉たちにずっと見張られていたのでお腹が空きまくり。
僕ら3人が頼んだ料理はそれぞれ「黒豚三味カツ定食」「黒豚三味カツ定食」「黒豚三味カツ定食」でした。なんでやねん。1600円でロースカツ、ヒレカツ、しゃぶしゃぶカツの三つの味わいが楽しめるから仕方ないね。
そして運ばれてくるコイツ。
全体的に量が多い、しかも豆腐までついてくる始末。あと豚の香りがやばい、上品。そして恐るべきことに、この汁椀の中身、なんと豚汁。あまりの持て囃されっぷりに戦々恐々としながらいただきます。
うまい。全部うまい。まじで全部うまい。ただし辛子味噌、テメーはダメだ。
特にしゃぶカツがやばい。今まで食ったことがない。しゃぶカツなのかシャブ活なのかわからなくなるくらいうまい*7。世のとんかつ屋さんは全部しゃぶカツを始めてください。
完食しました。また来るね。
さて、お店を出たらもうだいぶ暗くなってました。帰路につきます。
途中よったコンビニの駐車場で撮影。向こうにうっすら見える山が高千穂。
同時刻に撮影した写真。一続きの空に月と夕焼けが同時に存在するって不思議じゃない?
帰りのドライブは今後の活動等を話し合いながら過ごしました。あと原曲垂れ流ししてました。そして、「旅のエンディングにふさわしい曲は」議論に決着がつきました。というか僕が勝手につけました。「アガルタの風」です、よろしくお願いします。
色々わちゃわちゃ書いてきましたが今回の旅も最高でした。
ポーズ真似たけど見切れてた。